第2段階、姿勢反射(随意反射)能力
自らの意思に沿って身体の動きを調節したり、良い姿勢を調節・保持したりする力です。原始反射が消えていくにつれ備わってくる意識の下で起こす反射能力で、随意反射ともいいます。◎姿勢反射(随意反射)を育てるために、この時期の大切な働きかけ。 おんぶや抱っこで沢山スキンシップをする。ずり這いやハイハイがし易いよう人工レザーなどの滑らかな敷物を敷いてあげる。親の手でずり這いをしている赤ちゃんの足の裏を前方に押してあげ、足のキックする力や腕の力を育てる、など全身の動きを促す働きかけなどです。この時期欠かすことが出来ない最も大切な乳児の運動行動はずり這い、それに続くハイハイや高這いなど全身を使った動きです。逆に育児が楽だからとベビーベットで長い時間寝かしたままにしておく。長い時間ベビーサークルに入れたままにしておくなどの育児は原始反射の解消や姿勢反射(随意反射)の成長を遅らせ、その後の第3段階「運動能力(粗大運動・微細運動)」の発達遅れに繋がる恐れがあります。